◆生地と生地(表地と裏地)を接着剤で張り合せたものがボンディング加工と言われます。
◆ボンディング加工も合成皮革も製造から2年から3年の寿命と言われています。
◆着用の仕方や、しまう場所が悪いと、接着剤が溶け出し、黒い点の染みが浮き出る時があります。
丸や、だ円状態の変色
◆原因◆
ボコボコと浮いた感じは、合皮皮革やボンディング加工と言われる2枚以上の生地を張り合わせた接着部分が年数によるものと、着用時の擦れによる劣化と思われ、ペタペタする場合は合成皮革自体が年数経過(経年劣化ともいう)または汚れ(特に皮脂などの油染み)やガスによる劣化が原因と思われる。又、皮脂汚れは接着剤自体も劣化させる場合があります。
◆発生場所◆
特に指定は無いが、高温多湿の場所で使用したり、しまっておくと接着剤や合皮皮革生地の劣化が早まる可能性が高くなります。
◆素材◆
合皮皮革、ボンディング加工品などの張り合わせ製品(プリントも含む)。
◆お手入れ◆
合成皮革、ボンディング加工製品共に長期使用に耐える製品として作成されていない場合が多い為、着用回数を減らし、特に皮脂汚れ等の油染みには充分注意する事と、全合皮皮革の場合であれば、中性洗剤の薄めた液をわずかタオルに浸み込ませて軽く拭き、乾かしてからしまっておくのが良いと思われます。